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2016.06.21お知らせ
「地域の可能性と向き合うアートマネジメント」 フェーズ①「アートに潜むモノかたり」〈6月19日(日)実施〉レポート
この日のプログラムは、NPO法人アジアン?エイジング?ビジネスセンター上席研究員の佐々木喜美代さんを講師に迎え、午前?午後にわたっての実施。あいにくの悪天候にも関わらず25名の参加者が福岡県内外各地から集まってくれました。


  


まず、佐々木さんの自己紹介を兼ねた、福岡市都心部の変遷に関するミニレクチャー。
これからの社会にはコミュニティの支えあいが必要であること、そのために大切なことは「たまり場」をいかに生み出せるか…地域コミュニティ研究者でもある佐々木さんのお話に参加者はグイグイ惹きつけられていきます。




「お金がなければネットワークを使う」「重要なのは『私がやる!』と手を挙げられるかどうか」といった言葉は、アートと地域をつなぐ活動にもそのまま当てはまりそうです。
レクチャーの後は、福岡女子大学美術館の作品をじっくり見学。


  


気になった作家?作品を報告しあい、5グループに分かれて気になる作家の作品を生かしたイベント企画を考えました。ブレインストーミングから企画書の形にまとめるまで90分程度という短時間でのグループワーク。かなり難易度が高かったと思いますが、佐々木さんの「6W3Hで」「実現可能なアイデアを」というアドバイスで時間内に仕上げることができました。

  


 


最後の発表で提示された企画は次のようなタイトル。

◎福岡女子大学PRESENTS 1つの絵画から100の私を見つけて~佐々木俊介の世界inさいとぴあ~
◎安永良徳作品を囲む女子会!
◎豊福知徳作品を通して学ぶ福岡の歴史とアート
◎福岡女子大学コレクション展 20世紀の激動を生きた許山(のみやま)孝一
◎福岡女子大学美術館で みる?さわる?つくる~ド木ド木(ドキドキ)?アートにふれる1日~(木戸龍一作品)

いずれも企画趣旨がわかりやすく、参加者それぞれのツテを活用して企画に生かすネットワーク力の高さを存分に発揮した内容で、講師の佐々木さんから「どれも実現するといいなとホントに思わせる企画」と講評をいただきました。 
 
講座を終えた参加者の方からは、「グループで発表したイベントをいつか自分の地域でやってみたい」「新たなご縁もできました」などの感想が寄せられ、次なる展開への予感が…。
 
今回のフェーズ①は福岡女子大学美術館の作品から発想した企画づくりでしたが、フェーズ②ではアートの力が地域に広がり、まちづくりなど社会の幅広い領域に関わることも踏まえた企画づくりに挑戦していただきます。そして、選ばれた企画を「実践」するのがフェーズ③。フェーズ②③の受講者はあらためて募集します。
あなたも挑戦してみませんか?

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