新着情報

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2025.01.01お知らせ
2025年 年頭のご挨拶new
2025年(令和7年)1月1日 
 
2025年 年頭のご挨拶

公立大学法人福岡女子大学
理事長?学長 向井 剛 
 
 新年あけましておめでとうございます。福岡女子大学の学生、教職員、卒業生、教職員OG?OBの皆さま、新しい年をどのようにお迎えでしょうか。昨年は、創立100周年祝典後の次の世紀にむかう第一歩の年となりました。折よく、第4期中期計画(2024~2029年度)の活動が始まりました。ここには、3つの重点目標が掲げられています。(1)女性リーダーの育成とリーダーシップ開発、(2)国際化の推進と深化、(3)(社会の変化に対応した)教育体制とカリキュラムの再編です。この目標のもとに、毎年度実施をめざす具体的な課題が到達目標とともに明記されています。いずれも福女大の学部と大学院のいっそうの特色化をはかり、本学で自己の可能性を引き出さんとする学び手を招き入れ<保証付きの>卒業生?修了生を社会に送り出すためです。社会人の学び直しも視野に入れた、大学院の充実も課題と受け止めています。
 
―未来に責任を持つ
 大学は知の探究者として「知の専門人材」を育成することに論を俟ちません。しかし同時に、修得した専門知を日々変化する社会に適用する応用実践知をも身に付けねばならないと考えます。世の中は、今、「(身体と精神、経済、社会、環境などを含めて)ウェルビーイング」が重要な思想となり、専門知に新たな視点の導入が求められているようです。未来に責任を持つためにも、大学は、こうした潮流を見定めながら、刷新することを忘れず、教育と研究に向かい、有意な人材を送り出すことが必要です。 
 具体的な仕掛けとして、2027年を目標に、現在の環境科学科を改組し、環境にまつわる社会的課題の本質とその解決を追求する「環境理学科(仮称)」と生活者の視点から工学を学ぶ「生活情報工学科(仮称)」を新たに設置する計画です。地方創生人材として求められるGXとDX分野の理系女性人材の育成?輩出を意図してのことです。国際教養学科と食?健康学科とともに、グローバルな視野を持ち、卓越したコミュニケーション能力を持ったリーダーとして、活躍が期待されます。
(設置計画は予定であり、内容は変更となる場合があります)

―Shape the Future と FWU on the Move
 本学は2つの標語を掲げています。未来を切り拓く人材となることを願って、学生には“Shape the Future”と呼びかけ、また目標を一にして、学生、教員、職員、卒業生の4つの輪で駆動する “FWU on the Move”を大学運営と活動の姿勢にしています。本来、大学は学生と教員との契約のなかでなりたつ職能集団(ギルド)でありました。この原点に立ち帰り、2つの標語のもとに、教育研究の福女大、地域貢献の福女大という評価をより確かなものとするよう努めます。
 
 皆様のご理解とご支援をお願いいたしまして、年頭のご挨拶といたします。