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2021.01.18お知らせ
2019年度 教育活動活性化提案事業の実施結果の公表について
2019年度 教育活動活性化提案事業の実施結果の公表について

 本学では、教育?研究や社会貢献、国際化推進などで本学の特色を発揮し、更なる活性化を図るため、多様な視点から考察された教職員のユニークな提案を募り、教育企画会議の審議を経て、教育活動の活性化に資すると思われる事業を採択しています。
 このたび、2019 年度 教育活動活性化提案事業の採択事業の実施結果を公表します。

○ 採択事業数:6 事業
 
1 採択者:国際文理学部環境科学科 准教授 藤野 友和
単 位:共同   実施年度:2019
事業名(テーマ)
講義動画配信による授業外学習支援プロジェクト
実施結果(概要):本プロジェクトでは、簡単に講義に関連する動画教材を撮影し配信するための方法を提案し、教材を活用した講義の実践例を提示した。プロジェクトで検討した方法は、学内のセミナーで教職員に共有し、実際に動画作成をするためのサポートなどを行った。新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う遠隔講義が開始され、本プロジェクトで検討した方法が遠隔講義の配信やオンデマンド動画の作成および配信に実際に生かされ、円滑な遠隔講義の実施につながった。
報告書(PDFデータ,95KB)

2 採択者:国際文理学部食?健康学科 教授 新開 章司
単 位:個人 実施年度:2019
事業名(テーマ)
専門科目における体験的学習推進のための外部組織との連携モデルの構築に向けて
実施結果(概要)
1.背景
本学とJA筑前あさくら農業協同組合(以下,JA筑前あさくら)は,2018年度に包括連携協定を締結し、農業体験等を通して交流を深めてきた。2019年度は「地域ブランド論」(3年次専門科目)において,梨のブランド化を題材として授業の一部に取り込むことを試み、学生の主体的な学びを促進しつつ、正課の専門科目における学外主体との連携のあり方を模索した。
2.主な交流活動
 6月:農作業体験と課題の提示。課題について授業内外で検討を深めた。
 7月:梨生産者の方々に大学にお越しいただき,ヒヤリングとディスカッションを行った。
 9月:農作業体験(収穫作業)とプレゼンテーション(戦略提案)、質疑応答を行った。
 2月:福岡県の「地産地消県民大会」において,参加学生が学修成果を発表した
3.成果
実際の農業現場から実践的な課題の提示を受け,その検討結果(ブランド戦略)を提案するという機会を通して,学生は主体的かつ実践的な深い学びを得たと思われる。また、農業は天候や生育の影響を大きく受け、日程や活動の調整が容易ではない中で、双方が密接に連携をとりながら計画を修正しつつ正課の専門科目授業内で当初の目標を達成できたことは、JA筑前あさくらと本学の連携の深化にとっても有意義であった。体験的な学習における連携モデルのあり様のひとつとして、今後の福女大における教育改善に寄与していきたい。
報告書(PDFデータ,1141KB)

3 採択者:国際文理学部環境科学科 講師 若竹 雅宏
単位:共同 実施年度:2019
事業名(テーマ)
コミュニティデザインの提案を通して学びの意義について考える実践教育プログラム
実施結果(概要)
 本事業は、実空間を対象として行なう実践教育プログラムとしての位置づけのもと、集合住宅に対する建築計画的課題についての①調査?研究と②空間デザイン提案を行なうことを通して、建築設計分野を大学で学ぶ意義について考える機会を提供する事を目的として行なったものである。
 事業の成果として、①調査?研究では、学生の卒業研究として、「民間賃貸型集合住宅における空き住戸の発生要因と空間運用の課題」という題目にて、当該集合住宅の課題を明らかとすると共に、建築の社会的課題について認識し学ぶ機会を提供できた。
 ②空間デザインの提案では、6つの提案が出され、その核となる地域的課題からの空間デザインコンセプトとして、「女性がくつろげる部屋」「図書室」「男性のための空間」「学習室」といったものがあがった。
 いずれも、学生らしい現実性と非現実性(空想、夢)のバランスがとれた提案であり、社会的課題について考えいずれは実践していくことが、自分たちの時代、更には子供たちに残していく都市空間の姿を作っていくことになるため、それを現時点で学ぶ機会を得たことは意義あるものであったと考える。
報告書(PDFデータ,4367KB)

4 採択者:国際文理学部国際教養学科 准教授 吉田 信
単位:共同 実施年度:2019
事業名(テーマ)
「グローカル」人材としての教養修得ーホロコーストの歴史を学び、記憶の継承に参画するー
実施結果(概要)
 2019年度の教育活動活性化提案事業の助成を受け、学生を引率して海外研修を実施した。
 引率の教員2名、学生4名の計6名が参加した。研修期間は2019年2月18?28日、研修先はポーランドとドイツである。ポーランドでは、クラクフ(アウシュビッツ収容所訪問の拠点都市)、ワルシャワの2都市を訪問した。ドイツはベルリンが訪問都市である。
 この事業の趣旨は、歴史上極めて特異な出来事として戦後国際社会の方向性に深い影響を与えたホロコーストに関わる施設を訪ね、どのようにホロコーストの記憶が継承されているのかを学ぶことにある。訪問対象とした施設および博物館は、各都市にあるユダヤ人居住区、ゲットー跡、強制収容所跡、シナゴーグ、ユダヤ歴史博物館などであり、ワルシャワでは現地の大学生との学生間交流、ベルリンでは現地の研究者によるガイドを受けた。
 研修に対する学生の反応は好評であった。研修を1年間のゼミ学習の集大成と位置づけ、卒論を視野に入れた研修テーマを各自設定したうえで研修に臨んでもらった。将来的には正規の海外研修プログラムへ発展させたい。
報告書(PDFデータ,1291KB)

5 採択者:戦略企画センター 山本 凌
単位:個人 実施年度:2019
事業名(テーマ)
「学職協働」によるより良い学内環境の実現に向けた取組
実施結果(概要)
 今回措置された予算を活用し、オープンキャンパスなどで屋外に使用するのぼりを刷新することとした。
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により「キャンパス見学?相談会」が中止となったことなどを受け、広報サポーター(学生)の協力を得て提案を実現するという当初計画から変更せざるを得なくなった。そこで、アドミッションセンターのスタッフと連携し、現時点で可能な対応を取ることとした。
 新たに制作したのぼりは、オープンキャンパスなど外部の方が来場する際に活用される予定である。これまでは旧シンボルマークがあしらわれたのぼりを長らく使用していたが、現在のシンボルマークのものになるとともに、スクールカラーである深緋をベースとした。
 外部の方が来学時に最初に目にするため、大学の雰囲気を印象づけるのぼりを新しくしたことにより、ブランディングの観点から改善を図った。
報告書(PDFデータ,2434KB)

6 採択者:共通教育機構 助教 田上 優子
単位:共同 実施年度:2018-2019
事業名(テーマ)
教職協働による「なでしこソフトランディングプロジェクト~おもてなしの精神をまなぶ」2018.6-2020.3
実施結果(概要):2019年度も、本学における「おもてなしの精神も付したグローバル化」を進めるため以下の事業を企画し実施した。
1) 「英語会(おもてなし学習会)」の実施
 年間を通じて2ヶ月に一度のペースで職員?教員参加の英語学習会をおこなった。教職員にとってのコミュニケーションがとれる自己研鑽の場。
2) 招聘講師による講演会?ワークショップの開催
 ?10月19日(土)「小口真澄氏による演劇ワークショップ」
 ?11月18日(金)「青谷優子氏による英語朗読セミナー」
 ?12月9日(月)「マリ?クリスティーヌ氏による講演会」
 講演後の意見交換会でも活発な議論が展開された。リーダーシップをとるためには相手に届く声の力を知り、コントロールすることが重要であることを参加者は学ぶ。
3) 文化体験ワークショップの開催
 ?6月11日(火)「内野敏子氏による水引ワークショップ」
 ?1月15日(水)「森由美子氏によるカリグラフィー」
 手作業による文化交流の意義を体得する体験学習の場であった。
4) 同窓ネットワークの活用
 8月3日(土)教職の卒業生と学生との情報交換会?座談会においてロールモデルとなる幅広い年代との交流、情報収集ができた。
5)留学帰りの学生の英語力を保つためのTOEIC®の対策講座の開催?支援(2019年12月~2月)
 綿密な計画をたててTOEICスコアを伸ばす学習のコツを講師により指導を受ける。
報告書(PDFデータ,695KB)




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