フェーズ②-2「オーギさんの涼しげ茶会ワークショップ」〈実施〉レポート8月20日(土)
2016年08月23日活動報告
お盆明けも、まだまだ暑い日が続く福岡です。
今回はアーティストのオーギカナエさんを講師に迎え、学内の
カフェnanの木を舞台に「オーギさんの涼しげ茶会ワークショッ
プ」を開催しました。
オーギさんが用意された軽快な音楽の流れるカフェの空気も相
まって、講座が始まる前からわくわくした雰囲気の講座2回目。
受講生の座る席には制作用のトレー等が用意され、その周りに
はワークショップで使われる素材の入った容器や調理用の鍋が
並びます。
いつもと違う演出の空間では、ドキドキ感と期待が増しますね。
まずは、オーギさんによる自己紹介、ワークショップに関する
説明から始まりました。
受講生の皆さんへ向けて「今日は、技術を高めることや知識を
深めることよりも、体験することをとにかく楽しんでほしい」との
メッセージ。
この一言で、前回から三週間ぶりとなる講座の会場が、一気に
リラックスムードになりました。
ワークショップは、フェーズ2では初めてとなる福岡女子大美術館の
作品鑑賞から始まります。
受講生はそれぞれ作品を鑑賞し、気になった作品や好きな色合いを
スケッチします。
自由に美術館内を練り歩き、スケッチの仕方もさまざま。
この作品達が、どんなお茶会に変身するのでしょう。
次はいよいよ、作品から得たインスピレーションをもとにオリジナル
のお茶の設えを作っていきます。
まずは、色とりどりのフルーツを配置して作るゼリーづくり。
?素材として用意されたたくさんのフルーツの中から各々選びとり、
半分に切って断面を見せたり、潰して液体にしたりと工夫を凝ら
しながら容器の中に小さな世界を作っていきます。
できあがったゼリーをバットに入れ固め
ている間(氷に囲まれて、キラキラと綺麗!)
次はシュガークラフトづくりに取りかかります。
砂糖でできている粘土のようなペーストは、手でかたちづくることが
でき、時間が経つと落雁のように固まります。
天然色素で色付けされてかわいい色合いですが、もちろん食べる
こともできます。
初めて触るペーストに「言うこと聞いてくれない!
思い通りならないね。」と驚いたり、触感を試してから作品の方向転換
をしてみたりと、終始笑い声の絶えないワークショップとなりました。
ゼリーとシュガークラフトを作り終えた後は、いよいよお茶の設えを
考えていきます。
受講生が持参したお茶碗に、大学茶道部の皆さんがたててくれた
お茶を入れて綺麗に並べます。
完成した設えを前に集中していた受講生もほっと一息ついたところで、
発表会を行いました。
オーギさんの進行でひとつひとつの設えについて問いかけ、作者が
どの作品からインスピレーションを得たのか、お菓子でどう表現し、
テーブルの上のひとつの世界を作ったのかを説明します。
?
小さな頃から使っていたり、好きな作家の作品だったりと思い入れの
あるお茶碗やカップのストーリーも交え、感性豊かで多彩なお茶会の
設えが揃いました。
最後は、みんなで一緒に「いただきます」。
実際に食べ、味わうことで、美術館をまわることから始まった
この不思議なお茶会での時間が身体に沁み入っているような
感じを受けました。
実際に参加者としてワークショップに参加してアーティストと
触れ合い、楽しむという経験は、アートマネージャーとしてこ
のような機会を運営し、支えていく役目についた時にとても
大きく影響します。
受講生からは、「参加する側がと?う興味を持つかという点を、
自ら学んた?気か?します」
「アートを気軽に楽しめ、違う見方や考えか?いろいろ知ること
ができました」などの感想が寄せられました。
フェーズ②は、さまざまな視点からアートマネジメントを学んで
いくセミナー形式です。
次回は、今回のワークショップの企画者と共にその内側を読
み解きます。
更に「アートとまちづくり」のレクチャーで外側へ視点を繋げ、
フェーズ実践へ向けて学ぶ講座に進んでいきます。
本ページにてご報告していきますので、ご期待ください!
今回はアーティストのオーギカナエさんを講師に迎え、学内の
カフェnanの木を舞台に「オーギさんの涼しげ茶会ワークショッ
プ」を開催しました。
オーギさんが用意された軽快な音楽の流れるカフェの空気も相
まって、講座が始まる前からわくわくした雰囲気の講座2回目。
受講生の座る席には制作用のトレー等が用意され、その周りに
はワークショップで使われる素材の入った容器や調理用の鍋が
並びます。
いつもと違う演出の空間では、ドキドキ感と期待が増しますね。
まずは、オーギさんによる自己紹介、ワークショップに関する
説明から始まりました。
受講生の皆さんへ向けて「今日は、技術を高めることや知識を
深めることよりも、体験することをとにかく楽しんでほしい」との
メッセージ。
この一言で、前回から三週間ぶりとなる講座の会場が、一気に
リラックスムードになりました。
ワークショップは、フェーズ2では初めてとなる福岡女子大美術館の
作品鑑賞から始まります。
受講生はそれぞれ作品を鑑賞し、気になった作品や好きな色合いを
スケッチします。
自由に美術館内を練り歩き、スケッチの仕方もさまざま。
この作品達が、どんなお茶会に変身するのでしょう。
次はいよいよ、作品から得たインスピレーションをもとにオリジナル
のお茶の設えを作っていきます。
まずは、色とりどりのフルーツを配置して作るゼリーづくり。
?素材として用意されたたくさんのフルーツの中から各々選びとり、
半分に切って断面を見せたり、潰して液体にしたりと工夫を凝ら
しながら容器の中に小さな世界を作っていきます。
できあがったゼリーをバットに入れ固め
ている間(氷に囲まれて、キラキラと綺麗!)
次はシュガークラフトづくりに取りかかります。
砂糖でできている粘土のようなペーストは、手でかたちづくることが
でき、時間が経つと落雁のように固まります。
天然色素で色付けされてかわいい色合いですが、もちろん食べる
こともできます。
初めて触るペーストに「言うこと聞いてくれない!
思い通りならないね。」と驚いたり、触感を試してから作品の方向転換
をしてみたりと、終始笑い声の絶えないワークショップとなりました。
ゼリーとシュガークラフトを作り終えた後は、いよいよお茶の設えを
考えていきます。
受講生が持参したお茶碗に、大学茶道部の皆さんがたててくれた
お茶を入れて綺麗に並べます。
完成した設えを前に集中していた受講生もほっと一息ついたところで、
発表会を行いました。
オーギさんの進行でひとつひとつの設えについて問いかけ、作者が
どの作品からインスピレーションを得たのか、お菓子でどう表現し、
テーブルの上のひとつの世界を作ったのかを説明します。
?
小さな頃から使っていたり、好きな作家の作品だったりと思い入れの
あるお茶碗やカップのストーリーも交え、感性豊かで多彩なお茶会の
設えが揃いました。
最後は、みんなで一緒に「いただきます」。
実際に食べ、味わうことで、美術館をまわることから始まった
この不思議なお茶会での時間が身体に沁み入っているような
感じを受けました。
実際に参加者としてワークショップに参加してアーティストと
触れ合い、楽しむという経験は、アートマネージャーとしてこ
のような機会を運営し、支えていく役目についた時にとても
大きく影響します。
受講生からは、「参加する側がと?う興味を持つかという点を、
自ら学んた?気か?します」
「アートを気軽に楽しめ、違う見方や考えか?いろいろ知ること
ができました」などの感想が寄せられました。
フェーズ②は、さまざまな視点からアートマネジメントを学んで
いくセミナー形式です。
次回は、今回のワークショップの企画者と共にその内側を読
み解きます。
更に「アートとまちづくり」のレクチャーで外側へ視点を繋げ、
フェーズ実践へ向けて学ぶ講座に進んでいきます。
本ページにてご報告していきますので、ご期待ください!